尾道はいいところ!

バスターミナルでベンチに座ってうちの家内とバスを待っていた。
周りにお年寄りが多いから家内が「席譲ったほうがいいよね」って話してたところに大きな荷物を両手に抱えたお婆さんが来たので席を譲ろうとしたところ「いやいやいいからあんたたち座っときなさい、いいよいいよ」と固辞される。仕方なく家内がはしっこに座る、僕はたったままで、「あんたが座る位置ずらせばおばちゃんも座れるやん?」といって移動させた。
「おばちゃんどうぞ」っていうと申し訳なさそうに「ありがとう」ってやっと座ってくれた(^^)
そんなやりとりからお婆ちゃんが「手だしてみ!」というので、はいと差し出したら何やら手の上に乗せようとするが、やっぱり袋のまま「はいっ!」て黄色い粉をくれた。
口に入れてみるとかなりの酸っぱさ、続いて家内にもくれた。夫婦揃って口にして「酸っぱ〜〜〜!」と笑顔。栄養剤くれたおばちゃんも笑顔、、周囲の人たちもニコニコ。

ああいい街だな〜こんな街に住んだらきっと心も綺麗になれるんだろうなぁと思った瞬間でした。


海が見えた。海が見える。五年振りに見る、尾道の海はなつかしい。汽車が尾道の海へさしかかると、煤けた小さい町の屋根が提灯のように拡がって来る。赤い千光寺の塔が見える、山は爽やかな若葉だ。緑色の海向こうにドックの赤い船が、帆柱を空に突きさしている。私は涙があふれていた。(林芙美子:放浪記より)

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